腫瘍内科
2021年4月から赴任した中村孝人と申します。地域医療に貢献できるよう尽力致しますので、宜しくお願い申し上げます。当科の診療理念は、病院理念の下、一人一人の患者様に合った適切な診療が出来ること、メディカルスタッフと「全人的医療」が実現できるよう協調性を持ち、かつ主体性を持って診療、ケアにあたることです。
当院、腫瘍内科は2022年4月から日本臨床腫瘍学会認定研修施設として認定されました．実際の診療範囲は肺癌（原発性、転移性）を含めた胸部悪性腫瘍、原発不明がん、一部の高齢者悪性リンパ腫の化学療法、症状緩和などです。各科と連携して横断的に診療支援したいと考えております。スタッフは常勤医1名、非常勤医1名です。両名ともに臨床腫瘍学会認定がん薬物療法専門医・指導医です。これまで他施設で胸部悪性腫瘍を中心に診療経験を積重ねてきました。
現在、抗がん剤として、従来の殺細胞性抗がん剤だけでなく、様々な分子標的剤、そして腫瘍免疫を高める免疫チェックポイント阻害剤が使用可能となりました。
生命予後や生活の質も改善する治療方法の選択が増えたことは、大変すばらしいことです。一方で、抗がん剤治療時に生じる様々な合併症が、より一層多様化し、その対応が重要となりました。
従来の殺細胞性抗がん剤による有害事象に加え、分子標的剤による有害事象は薬剤ごとに特徴があります。近年注目されている免疫チェックポイント阻害剤では、頻度は比較的少ないものの免疫関連有害事象として全身臓器（肺、神経・筋、内分泌システムなど）に症状が出現することがあります。当科は、抗がん剤投与によって生じる有害事象の対策だけでなく、感染症対策、症状緩和などに対しても、適時適切に対応するように努めます。
チーム教育も大切にしております。今後のがん診療を支える腫瘍総合内科医の臨床教育だけでなく、緩和ケアチームの一員として、より良い緩和ケアを提供できるようお互い学び合い、研鑽して参ります。
当科は、がん診療の総合内科医として、患者様と相談し、様々な視点から調和の取れた診療を提供できるように努めていく所存です。宜しくお願い申し上げます。
外来担当表
| 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | |
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| 9診 | 中村 | 担当医（感染） |
